カラリパヤットゥ道場ツアー日記2016

2016年11月23日~30日(道場滞在は24日~29日)に、道場での体験ツアーを実施しました。カラリパヤットゥがどのような風土で育まれてきたのか、やはり現地を見るのが一番です。
ニディーシュ先生の道場(CVN Kalari Nadakkav)で体験稽古、またケーララの自然を楽しむ観光ツアーを企画し、盛り沢山なツアー内容となりました。簡単に、日記形式で紹介します。(浅見千鶴子)

11月24日 1日目

空港でみなさんをお出迎え。ツアー参加者は10名!不運なことに、インドの全国民を悩ませていたあの“紙幣問題”の真っただ中の時期でした。両替額に制限があるなか、各自、何とか空港の両替所で上限の100ドル分を両替。 季節的には比較的涼しい時期でしたが、冬の日本から来ればじっとり熱い空気に少し不安になられたでしょうか。空港からミニバスに乗り込んでもらい、道場近くのホテルまで小1時間ほど移動。緑いっぱいに生い茂るココナツの木々、バスの窓からでも伝わってくる街の喧噪など、南国ならではの景色に、みなさん少し興奮?または不安?になったのではないでしょうか 。この日は夕方、道場を見学してもらいました。初めて目にする道場の雰囲気に、身が引き締まったことだと思います。

11月25日 2日目

初めての朝稽古。道場に足を踏み入れるためには、プージャをしなければなりません。 プージャの厳かで神秘的な雰囲気に触れた後、朝は軽く形式だけの練習を開始。道場のなかにいるだけで感じられるエネルギーにも引っぱられて、練習にも気合が入ります。 午後から、スニル・グルッカル(師匠)のもと、道場で1時間ほどみっちり練習開始しました!

11月26日 3日目

朝稽古から、1時間たっぷり、師匠の指導を受けていただきました。本格的に熱のこもった指導でみなさん汗びっしょり。
ランチは、ニディーシュ先生の大家族がみなさんを招待してくれる、という突然のはからい。ツアー予定にはないサプライズなイベントとなりましたが、大家族の風景を見ることは、なかなか見られない貴重な体験となったのではないでしょうか。ちょっとランチだけ、の予定だったのですが、ランチ後に、歌やダンスのパーティーへと盛り上がりました。

夕方は、道場で演武鑑賞会。演武のあとは、新聞社の取材を受け、みんなで集合写真の撮影、となりました。(翌日の朝刊に載りました!)

11月27日-28日 3日目~4日目 ワヤナード観光ツアー

日曜日は道場お休みの日です。なので、1泊2日で観光ツアー。カリカットから3時間ほど移動した山間の内陸部に広がるリゾート地、ワヤナードの自然を楽しみながら、涼しい気候のなかで一泊、連日の暑さからくる疲労や道場練習の疲れをとってもらいました。


クリカラリ訪問!
ワヤナードに移動する前に、カリカット郊外の街にある知り合いの道場(ニディーシュ先生の先輩)を尋ねました。この道場は昔からある半地下構造のクリカラリ。日曜日ですが、地元の道場生達に集まってもらい、道場の日常を見せてもらいました。とくべつに、演武も披露してもらい、さらにその後には、グルッカルのお家で軽食のおもてなしまで受けて、心もお腹もいっぱいに満足。
その後、ワヤナード移動の道中に戻ります。高度がどんどんと高くなっていき、風景は、どこを見てもお茶やコーヒーの木、ゴムの木などが生い茂るプランテーション農園が広がっていきます。茶畑のなかに交じって、ときおり、胡椒の木々、パイナップル畑などの農園も見つける事ができます。
洞窟探検!
洞窟探検は、想像以上にハードでかなりきつい山登り、という感じに。練習よりきつい!という声もちらほら。洞窟の入り口までの道もかなり急で、道沿いには猿がたくさん。昔ながらのお土産屋さんが並んでいて、紅茶の葉やコーヒー
パウダー、ハチミツなど、ワヤナードならではの物産店、という感じで、買い物せずとも雰囲気が何とも楽しいお店構えが続きます。日本の地方によくある、山のふもとの参道の観光地、といった感じです。
プランテーション農園
洞窟探検の後、ホテル(洞窟コテージ)に。その後、ニディーシュ先生の親戚一家が営むプランテーション農園を訪問。茶畑だけでなく、胡椒の木、コーヒーの木、カカオの木、バナナの木々が豊かな食生活を支えています。農園でのおもてなしに、とっても美味なチキンカリーとふかしたタピオカ、という食事が出され、夕食前なのに、あまりのおいしさにお腹いっぱい食べてしまいました。
キャンドルディナー
農園でしっかり一食分の食事をしてしまったので、ホテル(洞窟コテージ)でのディナーを少し遅めの21 時半~にして、せっかくなので洞窟のなかでいただくキャンドルディナーを楽しんでもらいました。農園でお腹いっぱい、のはずでしたが、洞窟の中いっぱいにセッティングされたろうそくの灯りの雰囲気のなか、ケーララの家庭料理といった食事が次々と運ばれてきて、みなさん、まだまだ食べれた?様子でした。

11月29日 5日目


半数は帰国のため、朝にホテルを出発しました。出発前に道場へ挨拶に。お世話になった先生方に、お礼とお別れの挨拶。
残り半数の翌日帰国組はこの日、朝と午後に練習を行いました。この日の夕食は、ニディーシュ先生と一緒に街へと繰り出しました。 4年前、オープンしたての頃には感動するほどおいしく、以来お気に入りのレストランの一つとなった「デ・プトゥ」へ。私自身は2年ぶりに訪れたのですが、何となく、化学調味料の味がして、全体的に、味が落ちていて少しがっかり。ですが、みなさんには好評でした!日本ではなかなか食べる事のできないプトゥの斬新なメニューを楽しんでいただきました。

 

11月30日 6日目

残りのメンバーも無事に空港へと旅立ちました。5日間の短い滞在でしたが、カラリがどのような文化の中で発展してきたのか。道場がどのような風土や環境の中で存在しているのか、実際に自分の目で見て、肌で感じる事は、カラリを理解するうえでとても重要です。